210212 浅間山(前掛山)
平日の2月12日、以前より設定していた有給で4連休となり、平日なら人も少なかろうと噴火レベルが1に下がり、火口周辺規制が解かれた浅間山(前掛山)へ行ってきました。
午前5時すぎ、天狗温泉浅間山荘さん前の駐車場に車を停めいざ出発。こちらの駐車場は有料となっており、下山することには車に駐車料金を促すメモが貼ってあるのでちゃんとお支払してから帰りましょう。
浅間山荘さん横の登山口、現在も活火山となっている山域のため鳥居奥の看板には諸々注意喚起が書かれています。
登山道、基本緩やかな傾斜でその分長い。後述する火山館まではクランポンを付けずに歩けるくらい、コンディションもとても良かったです。
途中には茶色く染まった沢、鉄鋼成分が非常に多いためこのような色になります。
ダラダラと続く緩い雪道、最近はこういう登山道が好みかも。
不動滝、茶色く染まった氷柱がなんとも味わい深い。ロープが張られているのであまり近づくことはできません。
さて、不動滝を超えると火山館へ薪の運搬協力を促す表示。一本だけですが太めのものをチョイス。
火山館への途中で見えるトーミの頭、この時点ではまだ人影が見えませんでした。
そして右を向くと牙山(きっぱさん)、名前の通り尖っていてかっこいい。
そして少し進むと浅間山がチラリ。あれ……雪が少ないぞ……
強烈な硫黄臭が立ち込めてきたと思ったら火山館到着、ここで薪を下ろし、休憩しつつ靴にクランポンを付けたりと準備を進めます。今日は風が殆どないためハードシェルは着ず。
平日は中に入ることができず、外で休憩することになりますが係員さんはいらっしゃるようで煙突から煙がモクモク。ちなみに敷地内禁煙です、一人おじさんが吸っていましたが中から係員さんが出てきて注意されておりました。
火山館を過ぎるとトーミの頭への分岐、あそこ傾斜がきつくて冬場は登れる気がしません、危なそうだし。
このあたりの樹林帯はデカい雪塊が枝に乗っている光景がちらほら、よく落ちないでいるなあ。
そうしているうちに浅間山とご対面、外輪から眺めるのとはまた違ってでっかいなあ!!
振り返ってトーミの頭を見ると人影がちらほら。
さて、ここからが一気に傾斜がきつくなり、また終わりがわかりにくくて精神力を削られまくります。エナジージェルを忘れてしまい気合を入れずに登ったところ当然ながらヘロヘロに。
muneniku.hatenablog.com
なんだかここ一年、体重のせいなのか特に乳酸耐性が劇的に落ちている気がする……
はあ、はあ、約400mをヘロヘロしながら登り、ようやくシェルターまで到着。ここで大休憩を取り、仕上げにかかります。
高曇りが晴れることはありませんでしたが、ここでもシェルがいらないくらい風が弱く、結局グローブもフリースグローブのみ。
前掛山へ、ここからは傾斜も弱くありがたいわあ。
だいぶ雪が少なく、地肌の露出が目立ちます。
外輪の方へ目をやると八ヶ岳や北アルプスが一望できます、実にいい眺め。
到着、基本ゆっくりペースのため皆さん下山開始されており、前掛山独り占め。
下山、ここからがまた長い。下り中にしれ違う方々を応援しつつ長い長い下り道へ……
赤褐色に染まった地肌、なんだかエヴァンゲリヲンでコア化したみたい。
下山終了後、こんなご時世なので温泉はスルーしようと思っていたのですが駐車料金をお支払いするついでに聞いてみたところ、誰も温泉にいないとのことで急遽予定変更。赤褐色に染まったお湯を独り占めさせていただきました。
日帰り入浴800円、駐車料金500円ですが合わせると1,100円にしていただきました。ありがたやありがたや。
ちなみに記事にするほどのものではないのですが、昨年購入した眼鏡の曇り止め。全く曇らないというわけではないですが歩き始めて空気の流れができるとスーッと曇りが消えてくれます。おすすめ。