クランポン(アイゼン)のバンド処理を考えた
ぼくはびんぼうだ、びんぼうでびんぼうしょうだ。
貧乏性なのでクランポンのバンドのカットをすることが出来ず、いまだにクソ長いバンドを結んだりあれやこれやしては山行中にほどけてキイイィィィィィィィィィ!!となっています。
いい加減、踏んでコケそうになったりとか危ないので真剣に考えました。
手持ちの材料を見ながらあれやこれやして、無加工でナイスな方法を考えつきました。
必要なのは15mmナイロンテープ用のカムバックルとアジャスター。
これらをバンドの内くるぶし側に写真のように通します、かかとから
- アジャスター(位置決め用)
- カムバックル(バンド固定)
- アジャスター(バックルのすっぽ抜け防止)
の順で通してあげます、このときかかと側のバックルを裏返しにしているのはカムバックルに通したバンドがひっかかるのを防ぐため。
バックルが浮いてるのだけどうにかしたいなあ。
で、実際に余ったバンドを通してみました。セミワンタッチでつま先を経由したりの場合、また適正な位置は変わると思います。
クランポンを外す場合は、バンドの先っぽを逆側に引っ張るとバックルのロックが外れるのでグローブをしたままでも余裕です、実際に何度かBDのソロイストを履いて試してみました。
というわけで切るに切れずに長いこと僕を苦しめてきたバンドをこのようにスマートに処理することが出来ました。
写真は通常の締め方をしてから、足首にくるくるまわしてから先っちょを留めた図、皆も試してみよう!!
これうまいこと製品化されないかなあ、ロイヤリティは一割でいいですから。
<追記>
ようやく雪山で実践してきました。
特にクランポンの爪が引っかかることもなければ自然に緩まることもなく問題全くありませんでした。
事故を警戒するなら脛側にズラして、その上で余分なバンド切れば良さげ。
この日はのっけから「足裏が暖まらねーなー、なんでだろーなー」と思ってたら靴紐を少々締めすぎていたので序盤で緩めたのですが、このときに「バンドを一旦解いて改めて結び直すのかあ……」という精神的な枷がないのは割とでかい気がしました。