今日も鶏胸肉

食って 飲んで 泣け

“今日も鶏胸肉”

山GPS用に Android One S4 を導入&冷凍

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いつもは山にはiPhone 7を持参し、GPS地図としてジオグラフィカとともに愛用しています。
が、雪山登山を始めてからこの運用を変えざるをえなくなってきてしまいました。

というのも、雪山は気温も当然ながら低く、携帯電話等の電子機器は電池の電圧が低下し、充電容量が著しく落ちたり、最悪電源が落ちてそのまま起動しなくなったりします。

iPhone 7は耐水設計になったとはいえ、耐低温性能はまだまだです。
iPhone 8以降は大丈夫、という声もありますがホイホイ買い換えられるほど安い機種でもありません。
ミドルウェアのポケットに入れて体温で温めておけば1日持ったりもしますが、その場合いちいちシェルのフロントジッパーを開けて取り出したりとけっこう大変ですし冷気が入ってきてしまいます。

ここでGARMINの専用機を導入するか、耐低温性能を備えたandroid端末を導入するかで結構悩みました。

実際のところ、やはり専用機を持っている方は専用機を推しますし、そうでない方はそれなりに、という構図が出来上がっています。
専用機は信頼性も当然ありますが、本体が高額なだけでなく雪山では高額なリチウム電池を使わないとやはり電圧低下で使えなくなることがある、という悩ましい現実も。

しかし、android端末を雪山での運用レビューなどはほとんどなく、まともに読めるのはジオグラフィカ開発者の松本さんの記事くらいでしょうか。

android端末を導入するとして、候補に上がるのはXperia、arrows、Torqueあたりが定番となっていますがXperia以外は良い評判もあれば使えないという評価も散見します。
Xperia高いし。とうんうん唸っていたところ、松本さんがタイムリーな記事を。

www.yamareco.com

松本さんは10台以上の端末をテストしていますし、一丁乗っかってみることにします。

届いた、箱はとてもシンプル。

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早速セットアップ。
android OneはOSが極力シンプルにされており、キャリアの余計なカスタマイズがほとんどありません、またキャリアのアプリも削除できますw

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この端末、無線LANは2.4GHz帯のみ、USB−Cケーブルが付属しないので注意。
ちなみにワイモバイルのSIMロックがかかっています、自分はSIMなしのWi-Fiオンリーで運用するので問題ありません。

物自体は軽く、作りもシンプルです。
ストラップホールがあるのが個人的にポイントが高く、山での紛失防止に一役買ってくれることでしょう。
電池を自分で交換することはできません。

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android OSが8.0ですが、アップデートを二回かけることで

8.0→8.1→9.0

とアップデートします、安定性もだいぶ変わるようです。
というわけでジオグラフィカとDropboxをインストールし、セットアップを済ませました。

電池をフル充電し、-30℃の冷凍庫に放り込んで耐低温試験開始。

1時間経過:電池容量96%
3時間経過:電池容量86%
8時間経過:電池容量85%

途中操作ミスでシャットダウンさせてしまいましたが電池に繋いで無事に起動、もともと電池はロングライフがうたわれていましたが予想以上です。
これならシェルのポケット、あるいはネックストラップ等で出しっ放し運用でもいいかもしれません。

しかもこいつ、スマートフォン対応じゃないグローブでも操作可能なんです。
端末が冷えた状態ではディスプレイに遅れが生じますが許容範囲内。

次の山に早速持ち出して、追加検証をしてみたいと思います。