こんないいとこ厳剛新道 from 谷川岳
前回に引き続き谷川岳の厳剛新道を登ってまいりました。
というのも西黒尾根を登ってる方は結構拝見しますが厳剛新道はあまり見ない気が。
個人的には景色のご褒美が段違いに素晴らしいので大プッシュなのですが、そんな厳剛新道の素晴らしさ、キツさを余計なお世話とは思いますが再確認してまいりました。
ちなみに初心者向けではありません、西黒尾根登れるかどうかぐらいかと思います。
あまり人も来ないしネイチャーみが溢れてるし絶景だしなによりキツい、そんな厳剛新道が好きだ。
地形図、これを見ながら読んでくだされ。
まずは登山口、西黒尾根登山口を超えてさらに道を進むとちょっと広い休憩所が現れ、左脇に登山口があります、鬱蒼としていますね。
基本的に登山道は狭く、沢沿いだったり登山道にも水が流れているためか苔が多く、西黒尾根と合流するまでは滑りやすいので気が抜けません、終始こんな感じです。
途中、ちょっと樹林が低くなっている箇所なんかがあったりするのでちょっと足を止めてあたりを見回してみましょう。
本日はあいにくのガスでしたが、すごい予感がしません?
さて、ドンドコドンドコと歩をすすめ標高1,130mあたりになると第一見晴と書かれた標識が刺さっています。
そして見上げると。
おおおおお!かっこいい!!
一の倉沢もいいですがマチガ沢が間近のど迫力でこんな景色が観られます、これでこのルート選んだ楽しみの半分は得られました。
ちなみにこのポイント、マチガ沢のクライミングポイントへ降りることができるらしく、本日追いついてきた4名様が意気揚々と降りていかれました。
条件がいいとこんな具合。
ちなみにこれ以降、第二見晴とか第三見晴の標識はなぜか存在しないので個人的ナンバリングポイントをご紹介します。
さて第一見晴を超えいよいよ西黒尾根へ合流のために方向を変えガンッガンの急登になります、ふくらはぎとうらももいじめの始まり。
標高1,313m、登山道が軽く崩落しておりトラロープが張られています。
ここが個人的第二見晴、渡る際は一度ロープをくぐるようにして、渡ったらまた戻る感じでいきましょう。
ここからは対岸の尾根が見えます。ギッザギザですね。
そしてさらに斜度が上がりうんざりしてきます。
標高1,360m地点、個人的第三見晴。
実はここに来るまでのちょっとの間に今日はガスのおかげで虹がかかっていました、ここから先はいよいよ鎖場の連続になります。
鎖場鎖場鎖場、滑り止め用のグローブ類を持ってきた方がいいでしょう。
ここに来るまでの道中でもあった方が安心できます。
鎖場と鎖場の途中でも景色が楽しめます、順序立てて見ていきましょう。
そして標高1,445mの個人的第四見晴、ここまでくると岩場にうんざり。
景色が心の支えです。
ここまでくると樹林がだいぶ低くなり風も強くなってきます。
防風、防寒着の用意を始めた方がいいですね。
標高1,465m、ここも切り立ってトラロープが張られています。
そして標高1,485m、あと少しで西黒尾根とガレ沢のコルで合流となります。
そしてついに合流!ここで一息ついて長めの休憩なぞ取るといいでしょう。
西黒尾根を登ってこられた方々と挨拶なぞを交わします。
ここから先は西黒尾根を登ったことのある方であればお馴染みだと思いますので割愛。
俺たちの戦いは始まったばかりだ!!(まだまだ登る上に見えるのは頂上ではない
ちなみに小ネタですが、今回初めて田尻尾根を使って下山、ノーロープウェイ谷川岳を完遂しましたがいやはや湿って苔の生えた石が多くて滑りまくりで怖かったです、谷筋へ出る時は心底ホッとしました。
ちなみに下ってる途中、ちょっとだけ西黒沢が拝めます。
沢筋に出るとロープウェイが頭上を通るのを見ながら下山することができます。
下山すると道路沿いへ。
さて、この時期の谷川岳ベースプラザは駐車場の利用に制限があり特に土日祝日は朝6時か7時になるまで駐車場に入ることができません。
http://www.tanigawadake-rw.com/category/32/blogid/18
その上、400m手前の無料駐車場のトイレは閉鎖されてますので事前に土合駅などで済ませてこないとえらい目にあいます、注意してくださいね。
ちなみにその無料駐車場、谷川岳インフォメーションプラザが建設中、来年には利用可能にあるのかな?
どうかトイレが設置されますように。