大菩薩峠で過去の自分に勝利してきた
遡ること7年前、初めて大菩薩峠に登りに行ったときのこと、山歩きに慣れてきた僕は若干慢心の気があったのか、見事に終バスを逃すという不幸を味わってしまいましたw
・地震による電車ストップで30mロス
・電車ストップの影響で駅からバスに乗りそこね1hロス
・装備重量過多(山飯に凝り始めたのとレンズ複数持参)
・写真撮りまくりで進まない
以上の条件が重なった結果、終バス後にバス停に到着し通常ならば1000円で駅まで行けるところをタクシー呼んで5000円かかるという辛酸を舐めたのです。
この日、男は自動車免許を取る決意をしましたw
さて大菩薩峠といえばロッジ長兵衛さんからスタートし、400mほどの獲得標高で素晴らしい稜線歩きが楽しめるスポットです。
ですが今回は苦い思い出のトレースとして
・裂石(さけいし)側のゲート横駐車場
→丸川峠
→大菩薩峠
→ロッジ長兵衛
→裂石駐車場
というルートを歩いてまいりました。
というわけで早速駐車場、冬場はこのゲートが閉鎖されロッジ長兵衛さんの前からスタートができなくなります(甲斐大和側にもゲートがあります)
ちなみに朝6:00で車は僕のだけでした。
こう書いているとすげえ長いコースに感じられるかもしれませんが、実際は獲得標高1,000mほど、地図上の距離は裂石→上日川峠であれば13.7kmとまあ普通の日帰り工程くらいになります。
というわけでスタート、ここは丸川峠方面へ歩を進めます。
あまりにも不人気なルートなのか、登っている最中は誰一人として会うこともなく黙々と歩を進めていきました、この奥秩父らしい渋い登山道よ。
さて、600mほど登っていくと急に開けた「ここは高原かい!?」と思わせるような場所に出くわします。ここが丸川峠、奥秩父の隠れプチ高原であります。
丸川峠には「丸川装」という山小屋がありまして、挽きたてコーヒーなどをいただけるようなのですが、如何せん登りの最中なので実はいただいたことがありません。今度はこちらを帰りにしてコーヒーをゆっくり楽しみたいなあ。
さて、丸川峠を超えると緩やかな傾斜の中、実に奥秩父らしいシブい登山道をドンドコと進んでいきます。
稜線上の雷岩が近づく頃、バイカオウレンが咲いているだけでなく残雪とのコラボレーションがされているではありませんか。
今回はメインを50mm Microレンズにしたのですが大正解。
そして雷岩へ向かう途中、お姉様方の集団とすれ違う際に「バイカオウレン咲いてます?」と聞かれ「咲いてる!咲いてるよ!!」と進言。
さてそうこうしている間に雷岩に到着、雲が厚いけどキニシナイ!!風が冷たいけどキニシナイ!!
やっぱりここの稜線は良いなあ。
さて、稜線歩きを終えたら介山荘脇から下山開始、ここからはおなじみなので省きますw
ロッジ長兵衛さん前で一休みし、裂石の駐車場へ下山していきます。下山道はやはり誰もおらず、ふかふかの枯葉絨毯で足を喜ばせながら下山。
裂石駐車場から少し登ったところにある千石茶屋さん、今日はやっていなかったので土日と休日だけの営業なのかも?
下山完了、駐車場にはまさかの僕を含め車2台w(奥は軽トラなので登山客ではなさそう)
というわけで過去の自分に完全勝利して参りました、まあ車で来たんで終バスとか関係ないんですけどね。