今日も鶏胸肉

食って 飲んで 泣け

“今日も鶏胸肉”

インソールは普段履いてこそ意味がある!という体験談

結論から申しましょう、表題の通りインソールは普段から履いてこそ意味がある!!

脚というものは人生で最も長く体重を支えています、その脚のバランスが崩れていて、全身無事でいられるはずがありません。

中学時代に部活で左膝をブチ壊し、靭帯伸びつつ軟骨すり減りというハードモードで台風が来れば気圧で膝が痛み、睡眠不足の日にも膝が痛み、酷い時は通学電車内で立ってる時に膝が痙攣なぞ起こしてきたり顎関節症を併発したり片方の脇腹の筋肉ばかりいつも張っていたりと散々だった僕が今では登山を毎週できる中年になったのもひとえにインソールのおかげ、そのきっかけは20代半ばで始めた自転車でした。

 その頃、ツール・ド・フランスをテレビで観ていてかっこよくて、さらには漫画「シャカリキ!」など読んでしまったもんですから「楽しそうだなー」と自転車の世界に身を投じてしまいました。

さて自転車にはビンディングペダルという足をペダルに固定するシステムがありますね。これがとんでもなくシビアな世界で少しの角度の違い、センターからの足の離れ具合などが大変にペダリングに影響して、悪い影響はすぐに膝に返ってきたりします。

さらにはペダリングには左右の足のバランスも重要、左ひざに故障を抱えて慢性的な後遺症に悩まされていた僕は、いつもビクビクしながら自転車に乗る羽目に。

ところが、ここで先人より「カスタムインソールはいいぞ」「あとスポーツ診療でMRI撮ってもらってちゃんと診断してもらえ」とお知恵をいただき、自分の骨格がどんな状態なのかを正確に把握することを始めました。

MRIはすっ飛ばすとして、カスタムインソールは信頼できそうなお店を探し、SIDASの熱成形インソール作成をお願いすることに。
SIDASは販売店でカスタムインソール整形をする場合は必ず形成に関する講習を受けさせ、認定技術を持つと認めなければならない方針をとっています。
無論、熱成形をしない普及品などもラインナップされています。

 お店でまず自分の膝の状態と、どうしたいかを相談し診断開始。ここで店員さんはまず僕の腰を右から、左からと軽く押し、左右のバランスが悪い場合は片方からの力に大変弱く、軽く押しただけでよろけてしまうなどの説明などをしてくれました。

また、SIDASインソール形成のための台には鏡がついており、自分の足の着圧が見るだに把握できるというシステムも備わっていました。

実際に自転車のシューズに入っていたインソールの厚さと比べながら購入、形成するインソールを選びいざ熱形成。
出来上がったインソールの上に立ち、先ほどと同じように左右どちらから押されても体がよろけない!!これはマジで目から鱗ものでした。

それからというもの、自転車に乗っていてペダル位置を微調整する必要があったものの、明らかに左右で力のかかり具合が変わっていることが体感でき自転車に乗れる距離も伸びていきました。

で、週末に乗る自転車だけカスタムインソール使ってて、土踏まずが毎回刺激されることに疑問を覚え、これはもしや普段からもインソールを変える必要があるのでは?と思いスポーツ診療科で相談したところビンゴ。
普段から土踏まずを作るためにカスタムインソールを履き、足を矯正するのが本来のあるべき運用だったのです。

まあ当時のカスタムインソールは高くて、貧乏人には手が出づらかったのですがここでなかなか良さげな製品に出会いました。ショックドクターというメーカーのインソールです。

 こいつは普及品の中でも当時手が出やすい価格帯で、自転車界隈でもそこそこ評判が良かったのを覚えています。
普段使いの靴二足にそれぞれ入れて、年単位で日常から足づくりをする日々が始まりました。

そして30代半ばに差し掛かり、日頃から足づくりをしていたおかげか台風の低気圧でも明らかに膝の痛みは減っていき、登山という趣味に身を投じることになりました。

ここ最近は実のところ、普及品もカスタムインソールも使ってはいませんがこれは足が矯正されてきたとともに、自分の足にとにかく合っている靴を選べるスキルが身についたおかげかもしれません。
日常は常にアシックス(あくまで僕の足に合っているという前提です)、登山も時間をかけてフィット具合を判断できるようになったことで、登山を始めて&インソール使用をしなくなって約5年ですが大きく膝が痛むこともなく、無茶をしなければこれからも続けていけそう。

決してインソールはよそ行きにあらず、普段使いしてこそ足が養われるのです。

あ、スーパーフィートは使ったことがないので良し悪しが判断できません、悪しからず。