靴紐は爪先から
皆さん、登山靴の靴紐は毎回爪先から締めていますか?
それともスポンと足を入れて、足首周りだけ締めたりしていませんか?
今回はそのあたりを体を張った検証を進めてきてのお話になります。
さて、結構大部分の方が登山靴を履く際にかかとをトントンして靴紐を締めて、というプロセスを踏んでいると思いますが、その際にちゃんと爪先から順に締めていますか?
では何故、爪先側から靴紐を締めていかなくてはならないのでしょうか?
結論は靴の中で足が動いてしまうからです、こうなると足の裏が擦れてしまい、ひどいときには歩行に支障をきたすことでしょう。これは実際に同じ山に通い、靴紐の締め方で足へのダメージがどう変わるかを体を張って実証してきました。
さてまずこちらの画像、足幅が合っていて爪先側に余裕があるフィッティングと考えてください。
さて、この状態で足首周りだけを締めていくと
こうなりますね。
その結果、足首を支点として靴の中で足が前後に動く原因となってしまいます。
では爪先側からちゃんと締めていくとどうなるでしょうか。
はい、こうなれば靴の中で足が動かず、下りで爪先に当たることもなくなりますね。
ちなみに僕はインジンジのライナークルーとダーンタフのソックスを重ね履きしていますが全く問題ありません。よく言われる「靴下を重ね履きすると中で足が動く」というのはフィットが足りないのでは?と思う次第です。
靴紐の締め方、僕はこうやってます
さて、フィットを維持するとなると靴紐が緩むのはだめですよね。色々な結び方があると思いますが、僕がやっている二重蝶々結びを Kuri Adventures さんの動画がわかりやすいのでご紹介します。
この結び方にしてから数年経っていますが途中で緩んだことはありません。二重に結ぶことで結構な摩擦が生じるのでしょうね。
ぜひお試しあれ。