今日も鶏胸肉

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“今日も鶏胸肉”

色変換はどう行われているのか

さて、前回は色変換方式の違いを書きました。
今回はカラーマネージメント対応のアプリ、デバイスを運用している際にリアルタイムでどのように変換が行われているかです。

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前回の記事

muneniku.hatenablog.com

 最初に重要なのは、全ては「Lab色空間」を通して行われているということです。
もうこいつが世界的に色の絶対神として君臨しており、Lab様がいないとどう変換すればいいのかコンピューターは判断ができません。

Adobe RGB というカラープロファイルでR:50,G:255,B:0の色があったとして、相対的な色域を維持で sRGB というカラープロファイルではどのような数値になるか、という際に

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Adobe RGB ではこの色 → Lab ではこの色 → sRGB ではこの色

という具合になっています。
なので、クライアントから受け取った元データのカラープロファイルを破棄なんぞしてはいけません、決して。
万が一上書き保存しようものなら土下座モノです。

また、印刷に出す際は印刷屋さんがカラープロファイルを用意している場合もあるので相談してみましょう。

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僕らを取り巻くアプリ、デバイスは相互に Lab を通して変換が行われ、LightroomPhotoshop での作業中にもリアルタイムに変換が行われています。